2006-09-03

星の時計のLiddell

あのころ(1985頃)好きだったもの

留学している間に、親に処分されてしまった大量のマンガ。
中学時代から大学卒業までつけていた日記も一緒に捨てられる。
さすがヤルナ・・・としかいい様がなかった。 でも非常に悲しかった。

その中で、今でも時々読みたくなる作品。
でも絶版していて手に入らない。古本屋さんで探すしかないね。


『星の時計のリデル』 より

ただゆっくり目を閉じて眠るだけさ
それで俺は蝶だ
蝶の俺は二度と再び人間になった夢を見ないだけさ

不覚にも私の身が凍る 凍るほど鮮烈な恐怖

     二度と再び人間になった夢を見ないだけさ

その恐怖ゆえに魅かれるのか
魅かれるゆえにそのリアリティに恐怖するのか
私自身うまく判別がつかない

ただ私はその時もっと別なことを思考する

     なぜ彼は狂わないのだろう

誰も見たりしないものを見
誰も信じたりしないものを信じ
誰も語らないようなものを語り
容易に蝶になってしまえる我が身を知りながら
こうも悠然と自然な仕草で
正気を保っていられるのか。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home