2006-09-03

May, 1989

May, 1989

人生で一番髮の毛が長かった頃。
おへそに届くぐらい伸ばしていた。
今考えると、あまり似合わなかった。

相変わらず、遊びまくっている。
本物の恋愛がしたいととっても強く思っていたみたい。
でも新しい恋愛の予感もあり。

弟が、私の車に乗って出かけ、246でオカマを掘られる。
修理代56,000円。気が弱い弟に代わって、私が保証の交渉をすることに。

相手は新宿のホストだった。


5月5日、オカマを掘られる
5月14日、この先何年も腐れ縁となる友にはじめて会う
5月17日、第3京浜の川崎インター付近でスピン

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星の時計のLiddell

あのころ(1985頃)好きだったもの

留学している間に、親に処分されてしまった大量のマンガ。
中学時代から大学卒業までつけていた日記も一緒に捨てられる。
さすがヤルナ・・・としかいい様がなかった。 でも非常に悲しかった。

その中で、今でも時々読みたくなる作品。
でも絶版していて手に入らない。古本屋さんで探すしかないね。


『星の時計のリデル』 より

ただゆっくり目を閉じて眠るだけさ
それで俺は蝶だ
蝶の俺は二度と再び人間になった夢を見ないだけさ

不覚にも私の身が凍る 凍るほど鮮烈な恐怖

     二度と再び人間になった夢を見ないだけさ

その恐怖ゆえに魅かれるのか
魅かれるゆえにそのリアリティに恐怖するのか
私自身うまく判別がつかない

ただ私はその時もっと別なことを思考する

     なぜ彼は狂わないのだろう

誰も見たりしないものを見
誰も信じたりしないものを信じ
誰も語らないようなものを語り
容易に蝶になってしまえる我が身を知りながら
こうも悠然と自然な仕草で
正気を保っていられるのか。

幻の郷

あのころ好きだったもの

幻の郷 (Dreamland)
Edgar Allan Poe

夜という妖怪が、真黒い王座によって
悠々とあたりを覆い
只悪心の天使ばかりうろつく
朦朧と淋しい道を通り、
遠く仄暗いチウレから--
空間と時間を超えて
荘厳にひろがる荒涼と怪しい郷から
   漸く私はこの国に着いた。

底の知れない渓谷と果てしない氾濫
裂け目や洞穴や巨人族の森
一面に露が滴り
その姿を誰もさだかに見ることも出来ない
山竝は岸のない海へ
永遠に落ちかかり
絶間なくわきたつ海は
炎の空へとうねりゆく
湖水は果てしなくその淋しい波
--淋しくどんよりとした波を広げる
その静かな--静かな冷たい波を
百合の泡雪垂れかかり

かくてその淋しい波、淋しくだんよりした波を--
そのうら悲し、うら悲しく冷たい波を
広げる湖水のほとり
百合の泡雪垂れかかり--
山竝のほとり--ひくくざわめく
絶えずざわめく川の近く--
灰色の森のほとり--蟇蛙
井守のたむろする濕地のほとり--
鬼の棲む
   凄まじい山湖や池を通り--
この上もなく不淨の場面--
この上もなく憂愁の僻地に--
そこに旅人は過去の屍衣をつけた
記憶に逢つてうつける計り--
彼等、漂泊者を通りすぎるとき
驚いて吐息する屍衣を纏うた姿--
地と--天に悶えつつ
とわにさまよう夜の白衣の姿

悲哀の限りない心に
これは泰平の和やかな地帯--
暗がりを歩む精霊には
これは--あわれ、黄金卿
しかしそこを通る旅人は
明らかにそれを眺めまい--眺めようとはしない。
開かれているが弱い人間の目には
祕密の曝されることはない
纆のある眼瞼を舉げることを
禁じている王の意故に
それ故にここを通るうら悲しい魂は
暗い眼鏡ごしに風景を眺めるばかり

夜という妖怪が、真黒い王座によって
悠々とあたりを覆い
只悪心の天使ばかりうろつく
朦朧と淋しい道を通り、
遠く仄暗いチウレから--
漸く私は古里へとさまよいでた。

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Dreamland

あの頃好きだったもの

Dreamland
Edgar Allan Poe

By a route obscure and lonely,
Haunted by ill angels only,
Where an Eidolon, named NIGHT,
On a black throne reigns upright,
I have reached these lands but newly
From an ultimate dim Thule
From a wild clime that lieth, sublime,
Out of SPACE- out of TIME.
Bottomless vales and boundless floods,
And chasms, and caves, and Titan woods,
With forms that no man can discover
For the tears that drip all over;
Mountains toppling evermore
Into seas without a shore;
Seas that restlessly aspire,
Surging, unto skies of fire;
Lakes that endlessly outspread
Their lone waters- lone and dead,-
Their still waters- still and chilly
With the snows of the lolling lily.

By the lakes that thus outspread
Their lone waters, lone and dead,-
Their sad waters, sad and chilly
With the snows of the lolling lily,-
By the mountains- near the river
Murmuring lowly, murmuring ever,-
By the grey woods,- by the swamp
Where the toad and the newt encamp-
By the dismal tarns and pools
Where dwell the Ghouls,-
By each spot the most unholy-
In each nook most melancholy-
There the traveller meets aghast
Sheeted Memories of the Past-
Shrouded forms that start and sigh
As they pass the wanderer by-
White-robed forms of friends long given,
In agony, to the Earth- and Heaven.

For the heart whose woes are legion
'Tis a peaceful, soothing region-
For the spirit that walks in shadow
'Tis- oh, 'tis an Eldorado!
But the traveller, travelling through it,
May not- dare not openly view it!
Never its mysteries are exposed
To the weak human eye unclosed;
So wills its King, who hath forbid
The uplifting of the fringed lid;
And thus the sad Soul that here passes
Beholds it but through darkened glasses.

By a route obscure and lonely,
Haunted by ill angels only,
Where an Eidolon, named NIGHT,
On a black throne reigns upright,
I have wandered home but newly
From this ultimate dim Thule.

Edgar Allan Poe

Complete Stories and Poems of Edgar Allan Poe

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The Frontier

あの頃好きだったもの

The Frontier

My husband I pity he is wanting his life.
To obtain a scant living for his children and wife.
The sabbath which once was a day of sweet rest.
Is now spent toiling for bread in the west.
After years hard toiling with hopes that were in vain.
I have such despair on this desolate pain.

Song by mos a.m. green
Greeley, Colorado, 1887
(定かではない)

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2006-09-02

April, 1989

April, 1989
フリーター生活に突入。

車にトチ狂っていました。愛車はAE86トレノ。
頻繁に一人で夜、真鶴の海を見に行っていた。

学生時代の友達はみんな就職してバラバラになった。
私は90年に留学が決まっていたから、学生時代と同じ場所でバイト。

なんだか、置いていかれた気分がしていた。
みんなで集まって飲んでも、話題は自然と新しい環境=職場の話。
ついて行けなくって寂しかった。

学生時代に付き合っていた人と頻繁に会う。
なんでだったっけ? 忘れちゃった。

お金がなかったからラムをよく飲んでいた。


4月9日、Kubotaのコンサート
4月16日、父親から電卓をもらう
4月30日、バイトの男友達と大喧嘩をし、とても落ち込む。

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Ala Moana

あの頃好きだったもの

何かの小説からの抜粋らしい・・・


「ホノルルのは何度も来ているけど、この公園でゆっくり遊んだことは一度もないわ」

「昔は沼地で、アヒルなんかが泳いでいたのだって」

「人工的につくった土地なの?」

「そうらしい。 1930年頃まではホノルル市のゴミ捨て場で、いつもここでゴミが燃えていたそうだ。
いつだったかここで知り合って話をした日系の老人がそう言っていた」

「公園とはいつごろ出来たの?」

「1934年だったかな」

「古いのね」

「うん」

「なんという意味?」

「なにが」

「アラモアナ。 なんていう意味なのかしら」


「海につうじている道」

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March, 1989

March, 1989

ちょっと高校時代の同級生と付き合っていたみたい。
なんかいろいろハジけてた春でした。

卒業旅行でハワイに行く。
ユナイテッド822便 初めての海外旅行でした。

サンセットクルーズで船上で踊る年配の夫婦を見て、
アメリカ人って素敵だなと思ったのを覚えています。

京大(自称だけど)の人たちと知り合い一緒に遊ぶ。

ジェットスキーのインストラクターがすごっくカッコよかった。

3月6日、地震
3月13日、卒業生氏名発表 辛うじてパス
3月25日、卒業式、謝恩会
斎藤誠のCD「MAH MAH MAH」を買う

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臨終

あの頃好きだったもの


中原中也 (1907-1937)

臨終

秋空は鈍色にして
黒馬の瞳のひかり
水涸れて落つる百合花
あゝ こころうつろなるかな


神もなくしるべもなくて
窓近く婦の逝きぬ
白き空盲ひてありて
白き風冷たくありぬ


窓際に髪を洗へば
その腕の優しくありぬ
朝の日は澪れてありぬ
水の音したたりてゐぬ


町々はさやぎてありぬ
子等の声もつれてありぬ
しかはあれ この魂はいかにとなるか?
うすらぎて 空となるか?

中原中也詩集

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Feb, 1989

Feb, 1989

女友達と2人で、ニコタマのストロベリーファームに行った。
まわりを見ると、なぜかカップルばかり・・・
なんかヘンだね~と言っていたら、その日はバレンタインデーでした。

誰かを忘れることが出来ずに悩んでいる。
そして、他の誰かのことが気になって仕方がなかったようだ。

毎日、誰かしらと電話で話した。
いつから電話で友達としゃべらなくなったんだろう。

千葉に引っ越した友達のうちに頻繁に遊びに行く。

2月2日、斎藤誠のサインがFM横浜から送られてくる
誕生日の花束をOからもらう

2月9日、40度近くの熱が出たなか、卒論口述
2月19日、震度4の地震

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Woo Babe,

あの頃 好きだった歌

斎藤誠
Woo Babe

Woo Babe 許してくれ、本気じゃないさI Love You
Woo Babe 信じてくれ、お前がいれば Good Time

街を歩けば いかした女たちに
たまに目移りもするけどOh Baby
それを言うなら お前がいつも振りまく
例の色気はどうなるの

本当は他の男にはまだ
オレのことさえ黙っているんだろう

Woo Babe 許してくれ、本気じゃないさI Love You
Woo Babe 信じてくれ、お前がいれば Good Time

オレに言わせりゃ お前は最高のLady
申し分ないヤツさ Oh yeah
ただひとつだけ言わせてもらうとすれば
ちょっと酒の量 減らせよ

どこかで飲んでチヤホヤされて
キスのひとつも奪われているんだろう

Woo Babe 許してくれ、本気じゃないさI Love You
Woo Babe 信じてくれ、お前がいれば Good Time

なぜこうなるの お前に熱くなるほど
ひどいことばかり言ってる
わかってくれよ「愛してるよ」と言い出す
チャンスを失うオレさ

Woo Babe 許してくれ、本気じゃないさI Love You
Woo Babe 信じてくれ、お前がいれば Good Time

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Jan, 1989

Jan, 1989

一緒にバイトをしているSが、
「お前がやせたらグアムに連れて行ってやる!」といい
バイト先の店長が、
「お前がやせたらピンクハウスの服を買ってやる」と言った。
どちらも実現しなかった。

自分のコトを性格が悪いと悩む。

1月2日、中学の同級会
1月5日、高校の部活のOB会
1月7日、天皇陛下が崩御した。
1月8日、平成元年
1月13日、卒論の締切
1月14日、斎藤誠のコンサート

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